広告ブロック機能を搭載した Opera 37 安定版がリリースされました

事情により Opera 日本語公式ブログが更新されなくなったことと、連休で普段取り上げる窓の杜などが更新されないことから、ブログを更新してみます。
将来的に毎回リリース記事を公開するかどうかは未定です。

広告ブロック機能を搭載した Opera 37 安定版がリリースされました。
英語の公式ブログでもアナウンスされています。

• Built-in ad blocker in Opera | For Windows and Mac（Opera Desktop）

広告ブロック機能

Opera 37 インストール直後に表示されるページでも、広告ブロック機能を有効にするか確認画面が表示されます。

広告ブロック機能については、Opera 37 開発版のブログ記事で解説されていますが、特にモバイル回線など通信速度が遅かったり、通信量に制限がある場合に効果がありそうです。

• よりブラウジングを速くするためネイティブな広告ブロッカーを実装（Opera Software 最新ニュース）
• 広告ブロッカーをネイティブ搭載した「Opera 37」がベータ版に – 窓の杜

設定画面でも、「3倍高速化する」と書かれており、この機能の自信が感じられます。

ちなみに、（準備中）と書かれている VPN 機能については、安定版の Opera 37 では利用できませんが、現在 developer 版の Opera 38 で試すことが出来ます。
（念のため試験運用機能も確認しましたが項目無し）

動画ポップアウト機能

先ほど紹介した Opera 37 インストール直後に表示されるページで、2枚目に表示されるのが動画のポップアウト機能です。

この機能は、YouTube などの動画サイトで、動画のみを最前面の別のウインドウで開き、動画を見ながらの作業が快適になる機能です。

具体的な例として、YouTube の動画中央上に表示されているボタンをクリックすると、ウインドウが開きます。

このウインドウは、他のページを開いているときに見られるのはもちろん、Opera 以外を表示している時でも動画見ながら作業できます。

この機能は、原理的には YouTube 以外にも HTML5 動画であれば機能するようですが、楽天SHOWTIMEでは、SHOWTIME 側の動画情報表示がボタンの上に表示されて選択できませんでした。
Google+ の動画については、YouTube と同じシステムを使っているためか問題なく利用できました。

個人的には最近、SHOWROOM や LINE LIVE やニコニコ動画などを見ながら作業することもあったのですが、これらはすべて Flash を使用した動画サイトであることからこの機能は利用できませんでした。
YouTube が便利に使える機能として覚えておくと良さそうです。

Windows Vista / XP サポート終了

Opera 37 では、Chrome 50 ベースとなったことから、Windows Vista と XP のサポートを終了しました。
Opera の FTP サーバーを覗いてみると、「opera-winxpvista」というフォルダがあることから、Opera 36 のアップデートが引き続き提供されることが期待されますが、すぐに検証できる環境を持っていないので未確認です。

Comments

comments