このブログでも何回か登場している Cobbler ですが、このブログの執筆時点では 3.3.3 がリリースされています。
CentOS Stream 9 等で利用できる epel9 においては、3.3.3 のパッケージが配布されているようです。
# dnf list cobbler*
Available Packages
cobbler.noarch 3.3.3-1.el9 epel
cobbler-tests.noarch 3.3.3-1.el9 epel
#
CentOS Stream 8 等で利用できる epel8 においては、3.2.2 となっています。
※インストール済みのためコマンドが異なります
# dnf list installed | grep cobbler
cobbler.noarch 3.2.2-13.module_el8+15284+5d084733 @epel-modular
cobbler-web.noarch 3.2.2-13.module_el8+15284+5d084733 @epel-modular
ただ、このパッケージを見て何かお気づきでは無いでしょうか。
そう、「cobbler-web」のパッケージが無くなったのです。
Cobbler Web とは
https://{cobbler サーバー}/cobbler_web
で表示でき、cobbler の一通りの操作が可能な Web インターフェースです。
複雑な操作は、CUI を使った方が良いかと思いますが、確認作業や単純なコピーなどではこちらを使うと便利でした。
Cobbler 3.3 以降では
3.3.0 のリリースノートに下記の記載がありました。
The webinterface got removed
Release Cobbler V3.3.0 · cobbler/cobbler
Please use the CLI in the meantime
どうやら cobbler-web は消えてしまったようです。
当面の間は CLI を使うことを推奨されています。
新しい Web 画面は別のリポジトリとして開発中のようです。
node.js を使っているので、勉強しつつですが、とりあえず動かしてみました。
まだ開発中のようで、ログインでき、メニューが表示されるだけで、何もできませんでした。
まとめ
Cobbler Web を普段利用していた方は、開発の様子を見つつ、しばらくは 3.2.2 を利用するしか無いと思います。
CLI でよければ、3.3.3 に移行しても良いと思います。
CentOS Stream 9 系だと、3.2 のパッケージは提供されていないので、cobbler サーバーを立てるなら、8 系をしばらく利用することになるのかなと思います