SyncToy 2.1 x64対応日本語化パッチ制作中

独自ドメインにサイトを移転して一年経ちます。
以前から公開しています、SyncToy 2.1日本語化辞書ファイルですが、現在のところ64ビット版には対応できていません。
(厳密には、64ビットOSに32ビット版SyncToyをインストールすれば使用可能。)

また、32ビット版でも「E-WordChanger」をインストールしなければならず、毎回起動時にメッセージが表示されるのが弱点でした。

64ビット環境が整ったものの、E-WordChangerでは全く歯が立たず、他の日本語化パッチ作成サイトに書かれているアドバイス通り、リソースエディタをインストールしました。ただSyncToy.exeに対して、アイコンなら参照できるものの肝心の文字列にはアクセスできず、あきらめた状態のままになっていました。
先日ノートパソコンを購入したので、同期のために再び日本語で使用できないかと考えるようになりました。

いろいろ調べた結果、以下の手順でうまくいきそうです。

  1. ildasm.exe で.il ファイルと .resources ファイルを取り出す。
  2. ResEditor で.resources ファイルに書かれている英語テキストを日本語に書き換える。
  3. ilasm.exe で元に戻す。

うちの大学では、MSDNが利用できるので、Visual Stidio 2010をインストールしています。
無料のExpress版とSDKインストールでも利用できるかは不明です。

1はうまくできたものの、  .resourcesファイルを編集する方法を探すのが大変でした。
リソースエディタやVisual Studioでは.resxは編集できるものの、 .resourcesは扱えませんでした。

結果は、「ResEditor を使用したリソース ファイルの作成および編集」 (MSDN)より、.NET framework SDK 1.1をインストールしてResEditorをビルドしました。Windows 7には対応していないので、旧OSにインストールしたものを7にコピーしてコンパイルしました。

ここから結構編集した段階で、.NET 4.0でコンパイルした ResEditorで編集した .resources ファイルは.NET 2.0でコンパイルできないというのが分かりました。
といことで、もう一回 .NET 2.0版のResEditorをコンパイルし.resourcesファイルも英語のファイルから一から作り直しになりました。

本格的なWindowsプログラミングはこれが初めてだけど、 一度適用したらそのまま使えるようになる念願の差分パッチ形式で配布もできそうな気がします。
またトラブルが発生するかもしれませんが、完成までしばらくお待ちください。

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