Operaの元CEO兼創業者が開発した新しいブラウザ「Vivaldi」のTechnical Preview版 v.1.0.83.38 がリリースされたということで、早速インストールしてみました。
ダウンロード:Vivaldi – A new browser for our friends
今回は、「Advanced」を選択してインストールしてみます。
「Install per user(現在のユーザー)」がデフォルトですが、「Install for all users(全てのユーザー)」に変更してインストールしました。
個人的にインストーラのあるプログラムは Program Files フォルダに入ってないとスッキリしないので・・・
Chrome も Firefox も公式ではスタンドアローンインストールできないのですが、VivaldiはOperaと同様に、「Install standalone(スタンドアローンインストール)」もあるのはうれしいです。
デスクトップに追加された「Vivaldi」アイコンをダブルクリックして起動。
インストール後最初に出てきたページは、ブラウザの公式ページでした。
左側に表示されたサイドパネル、閉じたタブを復元するゴミ箱アイコン、まさにOpera 12の正統進化版です。
新しいタブを開くと、スピードダイヤルが表示されます。
フォルダ形式のスピードダイヤルと、BlinkエンジンとなったOperaの新機能も搭載しています。
さらに、Speed dial右の+ボタンを押すと、複数のスピードダイヤルの使い分けが可能です。
最初のリリースなのに、UIは日本語化されているようです。
Vivaldi 公式サイトの Meet the Team を見てみると、日本の方も開発に関わっているようです。
バージョン情報を確認してみました。
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.3; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/40.0.2214.89 Vivaldi/1.0.83.38 Safari/537.36
Vivaldi v1.0.83.38 は Chrome 40.0.2214.89 ベースのようです。
ちなみに、安定版、ベータ版ともにPC版Chromeとしてこのバージョンはリリースされていません。
最初に登録されているブックマークを確認してみました。
Operaのデフォルトのブックマークより多い気がします。
ページのブックマークを行ってみました。
スクリーンショット付きブックマークは、Blink版Operaの機能ですね。
スクリーンショットはありませんが、気になった機能をいくつか
- メモ機能
(Opera 12のテキストメモにURLとページのスクリーンショットの追加ができるようになりました) - Opera 12 みたいなキーのカスタマイズ
(Blink版Operaでもファイル書き換えでできるとか・・・) - タブスタック
(タブのグループ化ができます) - ページの「画像を非表示」が可能
(Blink版Operaには無い機能。ページの移動時に設定が無効になるという不具合はありますが・・・)
公式サイト We’re working on… より
- メール
(現在は My Opera Mail の後継である Vivaldi のウェブメールにリンクしています) - 同期
(メモ、ブックマーク、履歴、セッション) - Special Navigation
(Shift + カーソルキーの 空間ナビゲーションキー のことだと思われます) - パフォーマンス
(昔のOperaは最速ブラウザともいわれていましたね) - 拡張機能
(Chromeベースなので、Chromeストアからインストールする形式になるのでしょうか) - ユーザーの提案
(Vivaldiにはフォーラムがあり、日本語のフォーラムも存在します)
が今後のリリースで追加・改善されるであろう機能です。
Opera 12特有の機能に加え、Blink版Operaの初期には存在せず、最近になって追加された機能もサポートして、かつ日本語にも対応しており、初版とは思えない完成度です。
昨日公開された、Vivaldiブラウザがどれくらい盛り上がるのか、これからに期待です。