iOS 版 Chrome 48 でエンコードの自動検出・データセーバーが削除

先日、Chrome 48 がリリースされました。

Windows 版のリリースから数日経った昨日、iPhone や iPad 向けの iOS 版 Chrome 48 もリリースされたようです。

「UIWebView」搭載の旧版と比較し「WKWebView」の新版はクラッシュ率が低下し、JavaScript の実行速度も向上したようです。

Google Chrome ヘルプ フォーラムにも Google 社員の方からアナウンスがありました。

リンクしているページを見るとなにやら気になる記述が…!!!

現時点では、Chrome の一部の機能と設定が iOS の制約によりご利用いただけなくなります。認証が必要なダウンロードは行えなくなる可能性があり、次の機能と設定は削除されます。

  • データセーバー
  • Cookie の設定
  • エンコード自動検出
  • トラッキング拒否の設定
  • Enterprise サポートとマルチプロフィール

今後 Apple が WKWebView の仕様を変更し、これらの機能が許可された場合は再度追加されます。

より高速で安定した Chrome for iPhone/iPad にアップグレードする – Chrome ヘルプ

特にエンコードの自動検出データセーバーが利用できなくなったことについて、Twitter 上でも不便だという声が上がっています。

Chrome への要望については「フィードバックツール」の利用もあるのですが、この問題については、Apple による iOS の制約であり Google としてはなんともできない状況なのではと思います。

ただ、フィードバックの量が多いとそれだけ大きな問題であると Apple に伝えることもでき、仕様が変更されるかもしれません。

iOS 版 Chrome は他の OS とは違い、Blink エンジンを内蔵していないので、古いバージョンを利用しているからといって Chrome 48 で修正された脆弱性の影響を受けるわけではありません。

とはいえ、早いうちに今回削除された機能が再び追加されることを期待しています。

今年初めての記事ですね。
現在、諸事情(ブログタイトル下の解説文にヒント)につき多忙なのでブログの更新頻度が下がっています…
今月中にもう一記事更新できたらいいなと思っています。

Opera フォーラムの Linux に関する質問に ConoHa が役に立った話(CentOS 編)

私は Opera のフォーラムでも回答を行っているのですが、このような質問を見かけました。

Linux に IPA フォントをインストールすると、Opera でリンクを選択しようとするとフリーズしてしまうという問題です。

この場合、適当な Linux に Opera をインストールして、IPA フォントをインストールする前後での動作を確認すればよいことが分かります。
(もちろん、英語でバグレポートを書くところまでできたらいいのですが、自分で書くと伝わるかどうか不安なので)

Windows についてはメインでは利用しない評価版も含めて複数のバージョンで検証できる環境があるのですが、Linux の環境は持っていません。
そのためだけに、Linux の ISO ファイルをダウンロードするのも面倒。

そこで、ひらめきました。
ConoHa の Linux イメージを使えば簡単にテスト環境が構築できるのでは?

ConoHa とは GMO インターネットのクラウドサービスです。
詳しくは公式サイトをチェックして欲しいのですが、ここで紹介するポイントは3つ。

  • テンプレートにある OS なら25秒で構築 ※公式サイトより
  • 高速 SSD ストレージ
  • 一番安い VPS(1.3円/時)でもCPU2コア・メモリ1GB

サーバー用途としての Linux の利用経験はあるのですが、ブラウザといったクライアント用途でクラウドを使うのは初めてです。

今回の流れ

  1. サーバーの追加
  2. GUI のインストール
  3. Opera のインストール
  4. 再現性の確認
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Opera 34でフォントがメイリオからMS Pゴシックに変更&元に戻す方法

先日公開した記事「Chrome 47でフォントがメイリオからMS Pゴシックに変更&元に戻す方法」の情報が、同じ Chromium ベースの Opera にそのままあてはまるので、紹介したいと思います。

本日、Opera 34 がリリースされました。

Opera Turbo や、ダウンロードマネージャの改善など多くの修正の修正が含まれますが、日本語環境ではデフォルトのフォントがメイリオからMS Pゴシックに変更されました。

Opera 34 での表示例

[H27.12.08] Opera 34 デフォルトのフォント MS Pゴシック

MS Pゴシックで表示されています。

これまでのバージョン(Opera 33)での例

[H27.12.08] Opera 33 デフォルトのフォント メイリオ

メイリオで表示されていました。

実は、今年の4月にリリースされた Opera 29 で、MS Pゴシックがメイリオに変更されたのですが、8ヶ月経って元の仕様に戻ったようです。

そこで、今までのフォントに戻したい人も、MS Pゴシックのまま使い続けたい人も、知っておいて損はない「Opera のフォントの設定変更の方法」を紹介します。

“Opera 34でフォントがメイリオからMS Pゴシックに変更&元に戻す方法” の続きを読む

Chrome 47でフォントがメイリオからMS Pゴシックに変更&元に戻す方法

2017/02/07 追記
Chrome 56 において、フォントがMS Pゴシックからメイリオに変更されて困っている方は、こちらの記事をご覧ください。
Chrome 56 でデフォルトのフォントがMS Pゴシックからメイリオに変更

Opera 34 のフォントの問題については、こちらの記事で紹介しています。

先日、Google Chrome 47 がリリースされました。

多くのバグの修正が含まれますが、日本語環境ではデフォルトのフォントがメイリオからMS Pゴシックに変更されました。

Chrome 47 での Google 検索の例

[H27.12.02] Chrome 47 デフォルトのフォント MS Pゴシック

MS Pゴシックで表示されています。

これまでのバージョン(Chrome 46)での例

[H27.12.02] Chrome 46 デフォルトのフォント メイリオ

メイリオで表示されていました。

実は、今年の4月にリリースされた Chrome 42 で、MS Pゴシックがメイリオに変更されたのですが、8ヶ月経って元の仕様に戻ったようです。

そこで、今までのフォントに戻したい人も、MS Pゴシックのまま使い続けたい人も、知っておいて損はない「Chromeのフォントの設定変更の方法」を紹介します。

※Chrome の場合について紹介しますが、Opera 34 についても同様です。
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Opera 12 以前の Opera Link が2015年12月終了なので簡単に歴史を振り返ってみる

Opera での同期が不安定だったり同期用のパスワードフレーズを忘れた場合、同期のリセットを行うと解決する場合があります。

設定 → 同期の詳細設定 → 同期をリセット を選択すると、
https://www.sync.opera.com/
が開きます。

最近見ないうちに、同期している各項目のデータ数やアップロードしたブックマークも見られるようになったのですが、画面の下の方にこのようなメッセージが…

[H27.11.03] Opera Link will close in December 2015

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