VMWare Workstation 15.0.4 で Windows 10 1903 (18362) の VM が起動しない問題


現象

現在、Release Preview でリリースされている、Windows 10 May 2019 Update 1903(ビルド 18362) にアップデート後、VMWare 15.0.4 の VM が起動しなくなりました。

具体的には、黒い画面で、VMWare のプロセスが CPU のみ高く、ゲストの操作が受け付けられない状態です。
VM を止めることもできず、ホストの再起動が必要でした。

May 2019 Update で追加された「Windows サンドボックス」の確認のため、一時的に有効化して VMWare と共存できないことを知り、切り戻したときに上手くいかなかったのかなと思っていましたが、Windows サンドボックスを使用できない Pro 版でない OS でも再現したので、別の原因がありそうです。

Windows 10 1903 VMWare Workstation Player 15 black.

対応方法

下記のページに記載されています。

This issue is fixed internally in VMware. Please be patient for the update.

とのことなので、次回のバージョンアップで解決すると思われます。

・・・がそうはいっていられない事情の方もいるようで、回避策が書かれていました。

仮想プリンタの削除

仮想マシンの設定より「プリンタ」を削除します。

デフォルトでは有効化されていますが、今まで利用してこなかったので、削除しても影響はありませんでした。

仮想プリンタを活用されている方は、アップデートがリリースされるまでは、ネットワーク越しで利用したり、PDF で出力したりする必要はありそうです。

NICの変更

NIC をデフォルトの「e1000」「e1000e」から、「vmxnet3」に変更します。

NIC の種類の詳細は、下記のページをご確認ください。

変更した場合、通信するには、VMWare Tools をインストールしておく必要があります。

ethernet0.virtualDev = "e1000e"
ethernet0.virtualDev = "vmxnet3"

まとめ

手元の環境では、仮想プリンタの削除、NIC の変更で解決しました。

一つのみでよい場合もありましたが、両方とも対応しないと起動しない場合もあったため、念のため二つとも対応するとよいと思います。


Comments

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“VMWare Workstation 15.0.4 で Windows 10 1903 (18362) の VM が起動しない問題” への1件の返信

  1. windows update 1903 後に同様の事象が発生したので、共有します。

    環境:
     ホスト:Windows 10 Pro
     VMware Workstation 12.5.9 build-7535481

    事象:
     windows update 1903後にGRUBブート直後で画面が黒いまま進まず、CPU使用率だけ高騰。
     →仮想プリンタ削除
      →治らず
     →NWアダプタはブリッジのため変更箇所なし
     →USBデバイス3.0削除
     →Emergency modeで起動(fstabでUSBマウントのため)
     →USBマウントをfstabからコメントアウト
     →正常起動

    起動後、再度手動でUSBマウントするも固まる。
    どうもUSB接続に関する問題のようでした。現在マウントする術なし。
    以上、共有までに。

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