払いすぎた保証金は戻ってくるかもしれません。
と書くと、ラジオ CM でよく聞く怪しい感じになってしまいますが、今回は、学生時代の奨学金で機関保証制度の保証金が返ってきたという実話です。
経緯
学生時代に、日本学生支援機構より奨学金の貸与を受けていました。
- 学部(四年間):入学時特別増額、第二種、第一種
- 大学院(二年間):第一種
第二種・入学時特別増額の奨学金は利子があり、第一種は利子はありません。
卒業後、予定では20年かけて次の世代のために返還していく計画となっていました。
しかし、利子がある第二種については、社会人生活を始める前にとっておいたお金と冬のボーナスなどを工面し、一年目の2016年12月に繰上返還完了することができました。
保証金とは
奨学金の貸与を受ける際に、通常のローンと同じく連帯保証人をお願いする方法もありますが、諸々の事情で保証人をお願いできない場合は、機関保証制度を利用することができます。
機関保証に加入すると、毎月の貸与額から保証料が差し引かれた額が振り込まれます。
(ちなみに、以前は卒業時に一括して保証料を支払う形式だったようです)
保証料の計算方法は具体的には書かれていませんが、奨学生証の下部に
上記の貸与金額から差し引かれる保証料月額は、1068円です
と書かれていました。
つまり、支払った保証金額は、
- 1,068円 × 48回 = 51,264円
- 入学時特別増額 = 3,564円
→ 合計 54,828円
保証金の払い戻し
機関保証制度 – JASSOのページにも下記のような記述があります。
(4)保証料の返戻
次のいずれかに該当する場合は、支払われた保証料の一部を保証機関(協会)からお返しする場合があります。
・全額繰上返還をして、返還期間が短縮されたとき。
・一部繰上返還をして、返還期間が短縮され、返還が完了したとき。
・機構の返還免除の適用を受け、返還が完了したとき。
返還完了から三ヶ月たった三月上旬、ついにその手紙は届きました。
39,587円返戻されるとのことです。
計算したところ、支払った保証金の7割が返戻されるとのことです。
今後は
二種の奨学金が返還完了となっても一種の返還が残っていますし、金額面ではそちらの奨学金の貸与額が多いため、これからもこつこつと返還していきます。