- お金があれば、学習塾に行って同じ学校の友達よりも勉強ができるようになります。
- お金があれば、私立の学校やレベルの高い公立学校に行くことができます。
特に医学系は、かなりのお金が必要ですので一般人はとうてい手の届かないところです。 - 田舎に住んでいる人は、近くに大学がないので高校より上の学校へはどこかへ出て行かなくてはなりません。
それに伴い、マンション等住居を都会に用意する必要があり、そこでも経済的負担が高まります。
列挙してみましたが、個人的に一番好きではないキャラは、第1回で登場した金持ちだと態度が大きい、そして金をつぎ込んだ学習でクラストップレベルの成績の人です。
そういう人が嫌いだと思う人は僕以外にもいると思います。
第1・学習塾について
ですが、いったいどうなっているか平成16年度「子どもの学習費調査」 (文部科学省)で調べてみました。
(H22.10.3リンクを最新に更新)
塾通いの割合 | 支出平均額 |
(←毎月換算) |
|
---|---|---|---|
私立高校 |
44.0 % |
28万円 |
2万3000円 |
公立高校 |
35.1 % |
19万4000円 |
1万6千円 |
上の表を見ていると、どちらの場合でも2~3人に一人は学習塾に行っているという計算です。もちろん、高校でも進学校やそうではない高校では分かれています。
うちの学校のように、工業高校は普通教科の塾に行かなくてもそこそこOKという場合もありますが、塾に行くとなったら月1万円以上を子供のために投資しなくてはなりません。
僕は、今まで小学校から行ったことがありませんが、多分そんな支出をしていたら家計は大変なことになっています。
学習塾行くだけで学年トップになれるといえば、そうではありません。
第2・同じ大学へ行くにしても地域的格差
田舎に住んでいるA君と、都会に住んでいるB君は全く同じ学力ですが、田舎に住んでいる人は近くに高校よりも上の学校がないので、一人で都会暮らしをする必要があります。
もちろん、マンションの家賃も払わなくてはなりませんし、一人のためだけに家具などを揃えなくてはなりません。
それなのに、都会に住んでいるという違いなだけで、家族と同じ家で暮らすという条件の分、お金に差が出てきます。
そして、それを払うことが難しい家は、どれだけ頭が良くても大学へ行くことができないのです。
あと、大学のために地元を離れた人は、そのまま都会に移住して地域の高齢化にもつながります。
きっと、大学が近くにないところは、大学へ進むことに親近感がないので、こういう考えはないだろうと思います。
まとめ
ここでは、お金と頭の良さを特集しましたが、もちろんお金だけでは決まりません。
小さいときから、ストレスになるほど勉強を押しつけられていた状態の子供は、例えどれだけ高いお金を出しても「勉強なんかいや」となって、受け付けてくれません。
大事なことは、勉強することが嫌いにならないこと、あきらめない心を付けることが大事だと思います。
あと、「大学全入時代」といわれていますが、大学に行くことが全ていいことではありません。普通の大学行っても、卒業してからニートでは意味がありません。
最後はすっきりしない終わり方でしたが、今回の企画はこれで終了です。
自分の意見で書いたので、意見のある人も多いと思いますが、そういったところはコメントでお願いします。