この記事は Zabbix Advent Calendar 2020 の5日目の記事です。
最近のバージョンでは、新しく Go 言語で書かれた Zabbix Agent 2 も利用できるようになっています。
もともと Linux 専用でしたが、Zabbix バージョン 5.0 から、Windows でサポートされるようになりました。
といっても、最初は自分でビルドする必要がありました。
Windows 版 Zabbix Agent 2 のバージョン履歴
Zabbix ダウンロードページで確認すると、下記のようです。
- Zabbix 5.0.0(2020/5/11):Windows 版リリース、ビルドする必要があり
- Zabbix 5.0.1(2020/5/25):アーカイブ版のリリース
- Zabbix 5.0.4(2020/9/28):サービス起動に対応、MSI パッケージがリリース
- Zabbix 5.2.0(2020/10/26):5.2 系は最初から MSI パッケージがリリース
以前、Agent 2 について紹介した際は、5.0.3 であり、インストーラ・サービスには対応していないため手作業でインストール・自動起動する設定を行う必要がありました。
今回の記事では、5.2.1 の MSI パッケージをインストールして動作確認してみます。
MSI パッケージ版をインストール
Zabbix ダウンロードページ からダウンロードします。
画面に従って進めていきます。
インストーラ版なので、この画面で zabbix_agent2.conf のホスト名や Zabbix サーバーの設定も可能です。
デフォルトのインストールパスは C:\Program Files\Zabbix Agent 2 のようです。
インストールが完了しました。
動作確認
正しくサービスとして登録されたことを確認しました。
コマンドラインオプション
zabbix_agent2.exe –help で得られるヘルプにも、サービス関連のオプションが追加されていました。
-d Uninstall Zabbix agent 2 from service (shorthand)
-i Install Zabbix agent 2 as service (shorthand)
-install
Install Zabbix agent 2 as service
-m For -i -d -s -x functions service name will
include Hostname parameter specified in
configuration file (shorthand)
-multiple-agents
For -i -d -s -x functions service name will
include Hostname parameter specified in
configuration file
-s Start Zabbix agent 2 service (shorthand)
-start
Start Zabbix agent 2 service
-stop
Stop Zabbix agent 2 service
-uninstall
Uninstall Zabbix agent 2 from service
-x Stop Zabbix agent 2 service (shorthand)
まとめ
Zabbix 5.0.4 以降、Zabbix 5.2 以降では Windows 版の Zabbix Agent 2 も、従来の Zabbix Agent と同様の手順でインストールできることを確認しました。