Opera フォーラムの Linux に関する質問に ConoHa が役に立った話(CentOS 編)

私は Opera のフォーラムでも回答を行っているのですが、このような質問を見かけました。

Linux に IPA フォントをインストールすると、Opera でリンクを選択しようとするとフリーズしてしまうという問題です。

この場合、適当な Linux に Opera をインストールして、IPA フォントをインストールする前後での動作を確認すればよいことが分かります。
(もちろん、英語でバグレポートを書くところまでできたらいいのですが、自分で書くと伝わるかどうか不安なので)

Windows についてはメインでは利用しない評価版も含めて複数のバージョンで検証できる環境があるのですが、Linux の環境は持っていません。
そのためだけに、Linux の ISO ファイルをダウンロードするのも面倒。

そこで、ひらめきました。
ConoHa の Linux イメージを使えば簡単にテスト環境が構築できるのでは?

ConoHa とは GMO インターネットのクラウドサービスです。
詳しくは公式サイトをチェックして欲しいのですが、ここで紹介するポイントは3つ。

  • テンプレートにある OS なら25秒で構築 ※公式サイトより
  • 高速 SSD ストレージ
  • 一番安い VPS(1.3円/時)でもCPU2コア・メモリ1GB

サーバー用途としての Linux の利用経験はあるのですが、ブラウザといったクライアント用途でクラウドを使うのは初めてです。

今回の流れ

  1. サーバーの追加
  2. GUI のインストール
  3. Opera のインストール
  4. 再現性の確認
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Opera 34でフォントがメイリオからMS Pゴシックに変更&元に戻す方法

先日公開した記事「Chrome 47でフォントがメイリオからMS Pゴシックに変更&元に戻す方法」の情報が、同じ Chromium ベースの Opera にそのままあてはまるので、紹介したいと思います。

本日、Opera 34 がリリースされました。

Opera Turbo や、ダウンロードマネージャの改善など多くの修正の修正が含まれますが、日本語環境ではデフォルトのフォントがメイリオからMS Pゴシックに変更されました。

Opera 34 での表示例

[H27.12.08] Opera 34 デフォルトのフォント MS Pゴシック

MS Pゴシックで表示されています。

これまでのバージョン(Opera 33)での例

[H27.12.08] Opera 33 デフォルトのフォント メイリオ

メイリオで表示されていました。

実は、今年の4月にリリースされた Opera 29 で、MS Pゴシックがメイリオに変更されたのですが、8ヶ月経って元の仕様に戻ったようです。

そこで、今までのフォントに戻したい人も、MS Pゴシックのまま使い続けたい人も、知っておいて損はない「Opera のフォントの設定変更の方法」を紹介します。

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Opera 12 以前の Opera Link が2015年12月終了なので簡単に歴史を振り返ってみる

Opera での同期が不安定だったり同期用のパスワードフレーズを忘れた場合、同期のリセットを行うと解決する場合があります。

設定 → 同期の詳細設定 → 同期をリセット を選択すると、
https://www.sync.opera.com/
が開きます。

最近見ないうちに、同期している各項目のデータ数やアップロードしたブックマークも見られるようになったのですが、画面の下の方にこのようなメッセージが…

[H27.11.03] Opera Link will close in December 2015

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Opera でソースエディタを自由に変更できるか予備実験してみた

注意:この記事は技術的な検証のため、実際に拡張機能などを公開する予定はありません。

はじめに

先日参加したOpera 夏祭り(参加報告ブログ記事)でユーザーから
「ソースエディタを自由に変更したい」
という要望がありました。

バージョン12以前のOperaにはソースエディタを変更する機能がありました。

[H27.09.02] Opera 12 ソースビューアの変更

Firefoxの設定画面にはありませんが、about:configより、view_source.editorの設定変更をすると可能なようです。

しかし、現在の Opera や同じエンジンである Chrome の拡張機能ではそのようなことはできません。

その場では、ブラウザのセキュリティ上外部のソフトウェアは実行できないのではないかという方向になりましたが、時間ができたので調べてみました。

関連する技術

設定ファイルにはそのような項目は確認できませんでしたので、拡張機能でどうにかカスタマイズできないかと思いました。

関連する拡張機能として、ダウンロード終了後プログラムで開く機能を追加する拡張機能があります。

これは、ダウンロードしたファイルに対して既定のプログラムで開くという作業なので、HTML に応用する場合既定のプログラム(=ブラウザ)でしか開くができません。

Chrome からブラウザ以外の処理を行う例として、Eject がありました。

これを応用したら行けそうな気がします。 “Opera でソースエディタを自由に変更できるか予備実験してみた” の続きを読む

Opera 20周年 夏祭り in OsakaでLTしました #opera20osaka

昨日行われた「Opera 20周年 夏祭り in Osaka」に参加しました!

参加表明のブログ記事

そして、初めて LT も行いました。
持っている PC が HDMI のみの出力で、プロジェクターが HDMI に対応しておらず開始まで時間がかかってしまいましたが、聞いてくださった皆様ありがとうございます。

Opera に関する LT でテーマも特に決まっていなかったことから、普段チェックしている Opera フォーラムについて、知らない人も多いかなと思いこれをテーマにしました。

ちょうど、Google の Help on Social が始まったので、それもネタにしようと入れてみましたがやっぱ邪魔だったかなと思います。

他の方の発表や Opera の方のお話を聞いていると、もう少し外に出せない話でも良かったかなと思います。
発表後に少し話した某サービスの Opera 対応についてはもう少し詳しくても良かったかもしれません。

本当はイベントの感想や、気になった質問についても取り上げたいなと思っていましたが、ちょうど PC の HDD が故障してしまったので今回はここまでにしておきます。
(少し違和感を感じていたので、バックアップを取っており OneDrive に保存していない種類の1日分のデータのみの損害でしたので、ご安心ください。)

この度はこのようなイベントを企画してくださりありがとうございました。
そして、参加者の皆さんのお話も聞けて貴重な経験になりました。