たまたま手元に Aterm MR04LN と LINEMO の SIM があるので使ってみた記事になります。
LINEMO とは
LINEMO は、ソフトバンク回線を使用した MVNO です。
詳細については公式サイトをご確認ください。
時期によってはキャンペーンを開催しており、現在はミニプランが最大半年間基本料実質無料キャンペーンを実施しているようです。
- 音声通話機能付きの SIM のみ
- LINE アプリのギガフリー
など、スマートフォンでの利用に特化したものですが、今回はモバイルルーターで試してみます。
Aterm MR04LN とは
2015年に発売された NEC 製のモバイルルーターです。
Ateam 側の動作確認サービスには LINEMO はラインアップされていません。唯一ソフトバンク系の回線として「EMOBILE LTE」が挙げられています。
LINEMO 側の動作確認端末には、そもそもモバイルルーターはありませんでした。
対応バンド
の記事を参考に、対応バンドをまとめてみました。
バンド | 周波数 | MR04LN 対応 |
---|---|---|
Band 1 | 2.1GHz | ○ |
Band 3 | 1.7GHz | ○ |
Band 8 | 900MHz | ○ |
Band 11 | 1.5GHz | ○ |
Band 28 | 700MHz | ? |
Band 41 | 2.5GHz | × |
Band 42 | 3.5GHz | × |
Band 28 は公式では非対応になっていますが、手元の端末では Band 28 でも正常に接続できているようでした。
Band 41、42 には対応していませんが、周波数が高いためエリア的には難があり、その一方プラチナバンドの Band 8(900MHz)に対応してるので、基本的には問題なく利用できるのではないかと思います。
MR04LN はキャリアアグリゲーションに対応していますが、
LTE-Advancedの技術の一つであるキャリアアグリゲーションの周波数帯組み合わせは、Band1 + Band19、Band1 + Band21、Band3 + Band19に対応しているとのことで、Band19・21 を提供していない LINEMO では利用できませんでした。
使ってみる
APN の設定を行います。
を参考に、下記のように設定しました。
APN 設定後、正常につながることを確認しました。
スマートフォンで利用したときは、「LINEMO」という表記になりましたが、MR04LN においては Softbank の表記となっていました。
IPv4 / IPv6 ともに問題なく通信できました。
まとめ
Aterm MR04LN で LINEMO の SIM カードで通信ができることを確認しました。
また、公式には対応するとは書かれていない Band 28 も通信できることを確認しました。
他のソフトバンク系の SIM カードも問題なく利用できるかと思います。