10月2日、監視ツールの Zabbix の新しいメジャーバージョン、Zabbix 4.0 LTS がリリースされました。
大変お待たせしました!
本日、Zabbix 4.0.0のリリースを行いました。
今回も50以上の様々な機能が追加されておりますので、更に進化したZabbixを是非お試し下さい!
Zabbix 4.0のダウンロード: https://t.co/PnWWTyJubI pic.twitter.com/lEhLrUkwKl— Zabbix Team Japan (@zabbix_jp) October 2, 2018
このブログでもお世話になっている ConoHa で自分でインストールしてみようかとダッシュボードを開いた瞬間、下記のお知らせが目にとまりました。
2018-10-10 【更新情報】テンプレートイメージ「Zabbix」の更新
サーバー追加で選択できる以下テンプレートイメージの更新を行いました。・「サーバー追加」で選択できるテンプレートイメージ(アプリケーション)の「Zabbix」のメジャーバージョンアップ、およびベースとするCentOSのマイナーバージョンアップ
具体的なバージョンが書いていない物の、もしかして 4.0・・・? と思い、早速テンプレートイメージから作成することに。
サーバー追加画面
サーバー追加画面では、Zabbix は「2.4-64bit [centos-7.2]」…
本当にバージョンアップしたのか期待していない自分にながらも、画面に従いサーバーを追加します。
もう一つ思ったのは、接続許可ポートで Zabbix の 10050 / 10051 ポート空けるボタン欲しいなと思いました。
(全 OS、アプリケーションで同じ画面を出していると思うので難しいと思いますが…)
いざ、サーバー確認
================================================ Welcome to Zabbix image! URL: http://xxxxxxxxxx/zabbix MySQL root password: xxxxxxxxxx MySQL Zabbix database name: xxxxxxxxxx MySQL Zabbix username : xxxxxxxxxx MySQL zabbix_user password: xxxxxxxxxx Enjoy! To delete this message: rm -f /etc/motd ================================================
サーバーにログインすると、上記の情報が表示されます。
# cat /etc/redhat-release CentOS Linux release 7.5.1804 (Core)
ちなみに、OS のバージョンは CentOS 7.5 でした。
やはり、OS のマイナーマージョンアップは間違いないようです。
いよいよブラウザで確認…
Zabbix 4.0 でした!
サーバーにログインしたときの情報を参考に、この後のセットアップ画面を進めていきます。
無事ダッシュボードが表示されました。
Zabbix 4.0 の良かったところ
公式サイトでもアップデート内容が紹介されています。
この中で自分が役立ちそうだなと思ったのは下記です。
- タイムセレクタ(従来はマウスで選択していたが、思い通りの日付時刻が選びやすくなった)
- タグによる権限設定、メンテナンス設定(一台のホストに複数の役割を入れているときに、従来のホスト単位だともう少し細かくしたいと思うことがあった)
上記のページには記載が無いので、3.x で実装されていたのかもしれませんが、下記も良くなったと思いました。
- 左上のロゴをクリックすると、Zabbix 公式サイトでなく、ダッシュボードに遷移する(何度 Zabbix 公式サイトの PV 向上に貢献したことか…)
- 監視データをタイムセレクタで選んだ後、プレーンテキストとして落とせるようになった
- ホストのトリガーの設定で「値」が表示されるようになった(今までは、障害になっているトリガーを別画面で見る必要があった)
まだ数分しか触れていないのですが、まだまだ使いやすくなった点は多くあると思います。
まとめ
さくっと Zabbix 4.0 を試したい方は ConoHa が簡単でおすすめ。