デジタル・デバイド ~デジタルで「バイト」ではありません


「格差社会」をテーマにしてお送りしている記事の第2弾です。
前回は金銭的(心理的)な格差、今回は情報格差、デジタル・デバイドについてです。
 
その前に、このブログを見ている人はインターネットにつながって(携帯電話を含めて)いると思いますが、「インターネット学習」、「地域による格差」のふたつの面で自分の考えをお送りします。

インターネットによる学習

今の時代は、小学校でも調べ学習の時はパソコンを利用していますし、パソコンでゲーム感覚で勉強をしている場合もあると思います。
幸せを運ぶ鳥~コウノトリもそのような目的で作られました)
僕の小学生の時は、今となっては使う人が減少したISDN回線を8人くらいで同時に利用していたから、大変遅かったです。ブラウザを複数開いて、読み出し中は本で調べたりと言うことでした。
そして、現在では、今は学校では高速なインターネットが当たり前になり、家でもパソコンが広がってきて自宅で学習というのも広がってきました。
また、調べ学習の形も変わろうとしています。
WikiPediaを聞いたことがありますか?多分、普通に検索をした際に上位に登場するのでよく見ると思います。
しかも、(言葉によっても異なりますが)情報量が豊富で、画用紙1枚分はまとめられるほどです。
調べる側にとっては一つの資料で完結することは便利ですが、同じテーマを調べたら全員が同じ内容になる(=オリジナリティがない)、資料をまとめる能力が身につかないことが問題です。

確かにパソコンを使える人とそうでない人の「格差」はありますが、情報が手にはいることによると、いい面もあり悪い面があるということを理解すべきだと思います。

地域による格差

前回の経済的な格差に比べて、デジタル・デバイドは「地域的」なものだと思います。
インターネットの場合は、山に囲まれた地域(NTTから遠く離れた場所)ではADSLも使えません。
僕の住んでいる地域でもNTTから7kmほど離れており、もう少し遠い人はISDNしか使うことができません。
そういう土地は、高齢化率も高くインターネットを使う人が少ないので、光サービスが後回しにされてしまいます。
このブログも快適にインターネットをできる人しか見ていないと思います。ISDNではそのような余裕はないと思います。
インターネットを提供している会社も、新しいサービスを始めるのなら全国一律サービスをうたい文句にした方がいいと思いますが現実はそうではありません。
格差格差、格差ばかりの世の中ですが、インターネットが遅い、不便だからと言って若い人の人口流出が進む地域もある(かも)しれませんね。

難しい内容で、長かったですが、どうだったでしょうか?
次回の格差特集は、教育についてを予定しています。 ずっと前に宣言していた「今の大学全入時代vs団塊世代大量退職~大学全入時代は金持ちの特権か~」をテーマにする予定です。

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