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オンラインバンキングサービスを提供する金融機関は、無料で使えるセキュリティソフトを推奨しているところもあります。
最近、その一つである Rapport というソフトが Google Chrome と相性が悪いという報告があったため、金融機関が推奨するセキュリティソフトを調べてみました。
金融機関が推奨するセキュリティソフト一覧
大手の銀行や地元の銀行など、いくつか金融機関を調べてみましたが、日本の金融機関で推奨されているソフトは下記の4つでした。
IBM Security Trusteer Rapport
- 公式サイト
- マルウェア感染の検知・駆除
- 通信経路の改ざん防止
- フィッシング保護
- Windows の Internet Explorer、Firefox、Chrome に対応
- Mac OS の Safari、Firefox に対応
PHISHCUT(NTTコムウェア株式会社)
- 公式サイト
- 「専用電子透かし」により、ページを検証
- Windows 版 Internet Explorer のみ対応
PhishWall(株式会社セキュアブレイン)
- 公式サイト
- 接続中の金融機関のページを検証
- プレミアム版は MITB 攻撃型ウイルスへの感染を確認
- Windows、Mac OS の Internet Explorer、Firefox、Chrome、Safariに対応
SeAT Netizen(ネットムーブ株式会社)
- 公式サイト
- プロセス検知、システムスキャナーにより MITB 攻撃、トロイの木馬、キーロガーから保護
- 金融機関のページにアクセスすると自動起動
- Windows の Edge、Internet Explorer、Chrome、Firefox に対応
アクセスしている対応金融機関のページが本物であることを確認したり、ウイルス感染を確認できたり、様々あるようです。
ウイルスバスターやノートン、ESETなど、一般向けで知られている総合セキュリティソフトのメーカーはありませんでした。
“金融機関推奨のセキュリティソフトについて調べてみた(2015年9月版)” の続きを読む