Adobe Acrobat Reader のアップデートで Chrome 拡張機能追加


1月10日、Adobe Acrobat Reader 15.23.20053 (2015.023.20053)がリリースされました。

アップデートすると、Adobe Acrobat の Chrome 拡張機能が自動でインストールされるらしいということですので調べてみました。

アップデート

まずはアップデートします。
Adobe Reader を開くことでも更新できますし、バックグラウンドで更新が確認され通知が表示される場合もあります。

画面の指示に従い、PC を再起動すると Chrome の拡張機能が追加されました。

「Adobe Acrobat」が追加されました。
パソコン上の別のプログラムにより、Chrome の動作方法を変更する可能性がある拡張機能が追加されました。

同じエンジンを利用している Vivaldi は起動時にメッセージこそ表示されませんが、拡張機能がインストールされています。

拡張機能の利用方法

Chrome で PDF ファイルを開いたときに、メニューが表示されるようになります。

  • Acrobat Reader で開く
  • Document Cloud にアクセス

Chrome の PDF ビューアは Acrobat Reader と完全な互換ではなく、一部正常に表示されないファイルがありました。

Acrobat Reader で開くオプションが追加されたことにより、こうした問題の対応が容易になるのではと思います。

Acrobat Reader で開くを選択した場合、一時フォルダにダウンロードされて開きます。

ここから印刷、別のファイルとして保存などが可能です。

オプション設定

拡張機能のオプションはシンプルで一つだけです。
初期設定でオンになっていますので、許可しない場合はチェックを外すことも可能です。

製品向上のため、Adobe Acrobat for Chrome が匿名の使用状況に関する情報を Adobe に送信することを許可します。

その他、動作に関する設定はなく、PDF ファイルを開いたときの「Document Cloud にアクセス」でログインする以外は環境による違いはなさそうです。

この拡張機能に関して、公式のアナウンスは見つかりませんでした。

以前は Chrome でも Adobe の PDF ビューアプラグインが利用できたのですが、Chrome が PPAPI のみ対応になった際に利用できなくなりました。

PPAPI 版 Adobe PDF プラグインが欲しいというユーザーからの要望も多かったのかもしれませんが、こういった形でインストール型の Adobe Acrobat Reader を利用して欲しいという考えなのかもしれません。


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