ConoHaでWindows 10 Technical Preview 動作検証 ~その2・ベンチマーク


2018/04/25 追記

この記事は、2014年時点の ConoHa のサービス内容となります。
2018/04/24 リリースされた Windows Server 2016 については下記の記事をご確認ください。

ConoHa for Windows Server がリリースされたので、Windows Server 2016 の動作検証をしてみた

追記終わり


先日、VPSサービスのConoHaにWindows 10 Technical Previewをインストールしたところまで紹介しました。
今回はスペックについて調査してみました。

標準で提供されているWindows Server以外のOSを利用することはライセンス的にできませんが、技術的な確認を行うためインストールしています。
Techinal Preview版のため、今後のバージョンアップにより仕様・動作等が変更になる可能性があります。

CPU-Z

[H26.11.12]CPU-Z on ConoHa

今回はCPU 2コアのプランに契約したのですが、コアやスレッドは1つのIntel Xeon E5620(2.4GHz, TB時2.66GHz)が2つあるという形で認識されました。

Super π

円周率を求めるSuper πで計算してみました。

[H26.11.12]Super Pi on ConoHa

209万桁で48秒でした。ちなみに、Core 2 Quad Q9550(2.83GHz)では42秒、Core i5-2450S(2.5GHz, TB時3.1GHz)では29秒でした。

CrystalDiskMark

ConoHaのディスクが100GBのプランですが、システム領域のDISK1とデータ領域のDISK2に分割することができます。
参考:VPSのディスク構成について教えてください(ConoHaヘルプ)

今回二つのベンチマークを取ってみましたが、DISK2の方が性能が良いことが分かりました。

DISK1

[H26.11.12]CrystalDiskMark System Drive

普通のHDDぐらいのWrite性能です。Readは少し低いようです。

DISK2

[H26.11.12]CrystalDiskMark Data Drive

シーケンシャルが300を超えています。ここまで出せるディスクSSDでも見たことありませんでした。ランダムの性能は低いのでSSDの可能性は低いかなと思います。

たまたま収容サーバーがよかっただけなのか、DISK2がよい性能を出せるような設定になっているのかは分かりませんが、交互に測定してもこのようになりました。
VPSで読み書きするデータはこちらに入れた方が良いようです。

Windows エクスペリエンス インデックス

Windows 10 Technical Previewでは、WinSATが直接実行できないため、こちらのブログを参考に実行しました。

結果は以下の通りになりました。

  • プロセッサ:5.9
  • メモリ(RAM):4.5
  • グラフィックス:2
  • ゲーム用グラフィックス:3

メモリは1GBだと性能に関係なくこの値になるようです。

まとめ

メモリが少ないという問題はありますが、サーバー用途としては十分な性能があることが分かりました。
ディスクは設定が面倒ですが追加ディスクを利用するとかなり性能の向上が見込めることも分かりました。
(いまいちLinuxのディスク管理がよく分かってない・・・)

収容サーバーや同じサーバーの他のユーザーの利用状況次第では変化するかもしれません。

アイキャッチ画像はこのは通信室よりダウンロードした壁紙を表示しています。


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